NOVITANOVITA

CASE STUDYケーススタディ

ノヴィータが取り組む課題解決

ライフステージに合った働き方を選択できる社会を目指す多様な働き方をチームで実現するための環境づくり

社内インフラの整備・強化で、
働く時間と場所に選択肢を用意

課題

ノヴィータは、2006年に設立してからこれまで事業を拡大してきました。代表三好は創業メンバーの一人として奮闘し2015年に代表取締役社長に就任。ただ、三好自身が「結婚・出産してもこれまでと同じように働けるんだろうか」という不安をずっと抱えていました。自らの課題感から三好が推進するワーママ向けメディア「LAXIC(ラシク)」では、育児中でありながら社会で活躍する女性たちにその働き方のコツをインタビューした記事を掲載していますが、インタビューで得られる理想の働き方のイメージは、2015年当時のノヴィータの現状とは違うものでした。現に出産後、完全復帰できず辞めた女性社員もいました。 そのさなか、家庭の事情で遠方に転居する社員が「働き続けたいけれど退職しかない」と思いを伝えてくれたことをきっかけに、多様な働き方を実現するために社を上げて動き出すこととなりました。

解決への取り組み

時間と場所に選択肢を持った、多様な働き方を実現するためにノヴィータが取り組んだのは社内インフラの整備・強化です。具体的に行った施策をいくつか挙げます。

・バックオフィスの専任者を設ける
バックオフィス専任者を2名設け、情報セキュリティ、雇用契約、バックオフィスのフローなどの整備・強化にあたった。

・社内データのクラウド化
リモートワークの社員が自宅でも業務データにアクセスできるようクラウド化を進めた。セキュリティ、可用性、容量などを視野にいれクラウドストレージを選定した。

・コミュニケーションツールの選定
Slack、zoom、高機能カメラ、スピーカーフォンなど、様々な場所にいる社員同士のコミュニケーションにストレスがかからないツールを選定し、管理・利用。

・情報セキュリティの強化と知識共有
様々な場所から社内データへアクセスすることが増えるため、情報セキュリティの重要度が増した。会社の信頼に繋がるようISMS認証を取得しその運用を行い、社員の知識向上を目的とした社内限定公開ブログを定期更新。

・雇用契約内容の多様化
リモートワークや時短勤務、扶養範囲内の労働などにも対応できるようにした。

・助成金の獲得
女性の活躍推進やテレワーク導入推進等に関わる国の助成金を申請し、環境整備に利用。

これらの社内インフラ強化には終わりがなく、今も継続的に、臨機応変に対応しています。 リモートワークや時短勤務に限らない全ての立場の働きやすさを追求するための社内改革によって、結婚、出産、転居、介護などライフステージの変化に合わせて働き方を変えることが可能となり、長く働き続けられる安心感を社員が持つようになりました。それは既婚/独身、子供がいる/いないに関わらず全社員のモチベーションを高め、離職率の抑制に直結しています。子供のいる社員がほぼいなかった2015年と比べ、現在は男性社員の半分、女性社員も半分以上に子供がいます。

さらに、女性の雇用創出を目指す地方行政と協力し、兵庫県豊岡市でリモートワーク社員7名を雇用し地方活性に貢献。また、営業職の社員1名が福島県会津若松市でリモートワークし新規顧客を開拓したりするなど、多様な働き方の実現によってノヴィータの事業の幅も広がってきています。

ノヴィータではこれからも、社員それぞれの働きやすさに真摯に向き合う会社であり続けるよう努力を続けていきます。そして、多様な働き方を受け入れて働き方改革を実行したい他社様にこのノウハウを還元していきたいと考えています。たくさんの企業が多様な働き方を受け入れ、自分に合った働き方を選択できる人が増えることで、日本の社会はもっと良くなると私たちは信じています。

これまでのあゆみ

2015年
3月
三好が代表取締役に就任
2015年
8月
WEBメディア「LAXIC」運営開始
2016年
4月
代表三好が子連れ出勤(生後3ヶ月~8ヶ月)
2016年
11月
バックオフィス専任者を設ける
2017年
1月
社員1名が転居に伴いリモートワークに切り替える
2017年
6月
ISMS認定を取得
2018年
2月
入社時からフルリモートの社員を受け入れ始める
2018年
12月
助成金の獲得
2019年
7月
本社移転
2020年
2月
感染症拡大の状況を受け、在宅勤務推奨を開始。大きな混乱なく、常時8割以上が在宅勤務を行う
9月
全メンバー、在宅勤務を基本とした働き方にシフト。それに伴い、同ビル内に本社移転

担当者より一言

私は代表取締役に就任した直後、妊娠・出産しました。
元々結婚・出産しても働き続けたい気持ちがあり、育児と仕事の両立というのはずっと考えてきたテーマでした。だからこそ出産後、育児中の女性ってどういう働き方が選択肢としてあるのだろうと考え、育児と仕事の両立を模索しようと、様々な挑戦を始めました。その一つが「子連れ出勤」です。生後3ヶ月〜8ヶ月の間は子供連れで出勤しました。子供が好奇心を持ち始め、物を掴んだり動けるようになって小さなサークルに閉じ込めておくことに限界を感じ、オフィスに連れて来るのは難しくなりましたが、子供の成長に合わせた対処の仕方を実体験できたよい機会となりました。

このとき痛感したのは、育児中の女性の働き方に、何か一つの正解があるというわけではないこと。
育児中の女性の状況は個人や日によって全く異なります。リモートワークだけ、時短だけが正解ではないことを理解したことで、多様な働き方を受け入れられるよう会社の体制を変えていかなくてはならないと実感しました。代表である私自らも試行錯誤を繰り返しながら社内改革を進めたことで、勢いとスピードを持って社内インフラの強化ができたと考えています。
出産や育児以外にも、ノヴィータを支える社員のライフステージが変わることがあります。それまでの働き方ができなくなったときに、辞める以外の選択肢を用意しておきたいという思いはありましたが、ちょうど社員が結婚したり出産したりするタイミングでこのインフラ強化を行うことができました。多様な働き方を数多く受け入れることができるだけでなく、それぞれに合った働きやすさをお互いに認め合う社内文化も培われています。

そして、働き続けたい人が働き続けられるように、自分が力になりたいという思いも強くなってきました。このノウハウを活かして、今後は同じ課題感や思いを持っている他社様や社会に還元していきたいと思っています。

株式会社ノヴィータ 代表取締役社長 三好怜子